環境を作る
いまどき、DOS環境で、しかも『アセンブラ』で
プログラムを開発しよう
などという人はめずらしいとは思います。
最近では、PCを買えば Windosw XP がほとんどですが、これも数年もたたずに 変わってしまうはず。(これも困ったものですが・・・)
開発用に、インターネットにつながる WinXPマシンが1台あるものとして、もう1台ターゲット用に安いPCを購入しておきましょう。 中古のノートPCで、ほんの2〜3万程度のもので十分。 HDとFDドライブが付いていて、CPUが386以上であれば。
(また、USB接続でない マウスが使えた方がいいです。)
また、FD(フロッピーディスク)の最近では見かけなくなりましたが、付いていなければ 中古PCを買っておきましょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
基本的には、Windows上で開発します。
Linuxでのフリー環境でも良いのかもしれませんが、Windowsの方が使い慣れている人が多いでしょう。 エディタ等はWin上の使いやすい物を用意しておきましょう。
Win上で全ての操作ができれば、いいんですが、DOSのCUI環境の方が簡単な場合もあります。 よって、WinXPで DOS環境を作っておきます。
1) フォルダを作る
DOS用の実行ファイルを入れるフォルダと、
プログラムソースなどを入れるフォルダを
作ります。
仮に、
C:\DosTool ・・・ 実行ファイルを入れる
C:\OS\AOS ・・・ ソースファイルを格納
とします。
C:\ |-\DosTool | ここにアセンブラ等の実行ファイルをコピー |-\OS |-\AOS
ちなみに、「AOS」 エーオーエス を今回 創るOSの
名称とします。 (あくまで仮名)
フォルダDosTool に いろいろな実行ファイル(アセンブラとか) をコピーしておきます。
この ¥OS フォルダの下にいろいろなフォルダを作ってソースファイルを入れることとします、
2)アイコンを作る。
・WinXPの「スタート」→「プログラム」→「アクセサリ」→「コマンドプロンプト」で
マウスを右クリック。 "ショートカットの作成"
を実行。
これでできたショートカットをディスクトップに移動。
・作成したショートカットを右クリック→「プロパティ」
[作業フォルダ]を先に作ったフォルダ\OS\AOS
に変えておく。
・実行ファイルのあるフォルダにパスを通す。
マイコンピュータを右クリック→「プロパティ」→
「詳細設定」→「環境変数」を選ぶ。
そこで、"システム環境変数"の Path を編集。
変数値の文字列の後ろに、
C:\DosTool;
を加えておきます。 →OK
3)バッチファイルを作っておく。
例えば、asm.bat というファイルに
これから標準的に使うアセンブラの起動を書いておきます。
(具体例は、おいおい説明します。)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
これで、コマンドプロンプトのアイコンをダブルクリックし、DOSの黒い画面を出し
そこで、
asm ファイル名<Enter>
と入力するだけで、アセンブルできるようにしておきます。