環境を作る

yang20052005-05-24

いまどき、DOS環境で、しかも『アセンブラ』で
プログラムを開発しよう
などという人はめずらしいとは思います。


最近では、PCを買えば Windosw XP がほとんどですが、これも数年もたたずに 変わってしまうはず。(これも困ったものですが・・・)

開発用に、インターネットにつながる WinXPマシンが1台あるものとして、もう1台ターゲット用に安いPCを購入しておきましょう。 中古のノートPCで、ほんの2〜3万程度のもので十分。 HDとFDドライブが付いていて、CPUが386以上であれば。
(また、USB接続でない マウスが使えた方がいいです。)

また、FD(フロッピーディスク)の最近では見かけなくなりましたが、付いていなければ 中古PCを買っておきましょう。

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基本的には、Windows上で開発します。
Linuxでのフリー環境でも良いのかもしれませんが、Windowsの方が使い慣れている人が多いでしょう。 エディタ等はWin上の使いやすい物を用意しておきましょう。
Win上で全ての操作ができれば、いいんですが、DOSCUI環境の方が簡単な場合もあります。 よって、WinXPで DOS環境を作っておきます。


1) フォルダを作る
  DOS用の実行ファイルを入れるフォルダと、
  プログラムソースなどを入れるフォルダを
  作ります。
  
  仮に、
     C:\DosTool  ・・・ 実行ファイルを入れる
     C:\OS\AOS ・・・ ソースファイルを格納
  とします。

   C:\
    |-\DosTool
    |    ここにアセンブラ等の実行ファイルをコピー
    |-\OS
       |-\AOS

  ちなみに、「AOS」 エーオーエス を今回 創るOSの
  名称とします。 (あくまで仮名)

フォルダDosTool に いろいろな実行ファイル(アセンブラとか) をコピーしておきます。
この ¥OS フォルダの下にいろいろなフォルダを作ってソースファイルを入れることとします、


2)アイコンを作る。
  ・WinXPの「スタート」→「プログラム」→「アクセサリ」→「コマンドプロンプト」で
   マウスを右クリック。 "ショートカットの作成"
   を実行。

   これでできたショートカットをディスクトップに移動。

  ・作成したショートカットを右クリック→「プロパティ」
   [作業フォルダ]を先に作ったフォルダ\OS\AOS
   に変えておく。

  ・実行ファイルのあるフォルダにパスを通す。
   マイコンピュータを右クリック→「プロパティ」→
   「詳細設定」→「環境変数」を選ぶ。
   そこで、"システム環境変数"の Path を編集。
   
   変数値の文字列の後ろに、
      C:\DosTool;
 を加えておきます。 →OK


3)バッチファイルを作っておく。
  例えば、asm.bat というファイルに
これから標準的に使うアセンブラの起動を書いておきます。
  (具体例は、おいおい説明します。)

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これで、コマンドプロンプトのアイコンをダブルクリックし、DOSの黒い画面を出し
そこで、
  asm ファイル名<Enter>
と入力するだけで、アセンブルできるようにしておきます。